寒さに縮こまらず、一歩先を見据えるビジネス・マインド
こんにちは。2026年を迎え、世界情勢が変化するニュースがたくさんありました。
皆さんは、注目している話題はありましたか?
今回は、ビジネスにおける「お金の話」と、技術者視点・営業視点の使い分けについてお話しします。
避けて通れないお金の話
どんな経済活動にも、利益を出すことは必要不可欠です。
一方で、日本ではお金や利益の話にどこか後ろめたさや罪悪感を感じる文化があるのかもしれません。
しかし、お金の話は物事を判断するときに欠かせない要素です。
特に経営層に近い相手と話すとき、経済合理性を抜きにした提案は、相手の判断材料を欠いたものになってしまいます。
経営層が最終的に判断するのは、「この投資が組織にとってプラスになるか」です。
技術的に優れていることも、社会的意義があることも大切ですが、それが経済的にどう機能するのか。その視点がなければ、提案は通りません。
自己成長や社会貢献、やりがいといった価値観は重要です。しかし、それだけでは組織は持続できません。
自分の行動が利益につながり、それが組織の継続を支えている。この意識が、行動や判断の質を変えます。
お金の話を、他の判断材料と対等に扱う。脇に置くのではなく、同じ強度で並べる。それが、ビジネスパーソンとしての基本姿勢だと思うのです。
営業的視点が持つ、独特の感度
お金の話をするのが得意な役割、それが営業です。彼らの視点には、技術者とは異なる独特の特性があります。
営業は「顧客が経済成長を求めている」という前提で動きます。ビジネスと経済は密接な関係にあり、お客様との会話の中でポロッと出た一言にも、提案の機会を見出します。
相手の感情の機微を察知し、ストレスを抱えていそうなタイミングで先回りして動く。大きな金額の提案にワクワクし、スケールの大きな絵を描くことを楽しむ。
これは、技術者が持つ「与えられた情報から精度高く答えを導き出す」視点とは異なります。
技術者の視点が「サイエンス」なら、営業の視点は「アート」や「クラフト」に近い。役割が違うのです。
大きな提案をしようというスタート地点に立つと、必然的に提案内容のスケールが大きくなります。
それは、お客様の可能性をより広げることにつながります。この「未来を作る感度」が、営業的視点の本質です。
正しいタイミングで、適切な視点を組み合わせる
大切なのは、技術者としての視点と営業としての視点が違うことを理解し、正しいタイミングで適切な視点を持つメンバーを巻き込むことです。
技術的な精度が求められる場面では技術者の視点を。
お客様の経営課題や未来の可能性を描く場面では営業の視点を。
それぞれの特性を活かし、チームとして最大の価値を提供する。それが、お客様にとっての最良の結果につながります。
そのために必要なのは、普段から両方の視点で物事を捉える訓練です。ロマンと算盤、両方の軸で考える癖をつける。
しかし、課題となるのが「タイミング」です。手に負えなくなってから相談するのではなく、もっと大きな絵を描くために積極的に周りを巻き込む。時間が経過すればするほど、選択できる未来は狭まります。
「自分だったらこのタイミングで声をかけていたのに」と感じる瞬間は、機会損失です。
技術的な美しさや社会的意義を追求しつつ、それが経済的にどう機能するかを考える。
お客様のビジネスがどう成長するか想像しながら、技術的な実現可能性を検証する。この往復運動が、視野を広げます。
そして何より、自分にない視点を持つ人を知っておくこと。誰がどんな特性を持っているか、どんな場面でその人を呼ぶべきか。それを理解し、巻き込むことを癖づけてみてください。
今年は、ビジネス研究会で新規事業を考えるという目標を立てました。
日々の業務でも、もっと大きな提案ができないかという観点で考えてみてくださいね。それでは、2月も頑張りましょう!
