冬の気配が近づいてきました!
今年も残すところわずかですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですが、皆さん元気にお過ごしでしょうか。
今回は、11月から始まる「ビジネス研究会」について、その目的をお話ししようと思います。
なぜ今、ビジネス研究会なのか
「車輪の再発明」という言葉を知っていますか?
「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を(知らずに、または意図的に無視して)再び一から作ること」を指す慣用句です。
ビジネスにおいても、過去の事例を知ることは、“危ない方向を避ける地図”を持つことでもあります。
研究会では、そうした地図を共有しながら、私たち自身の判断軸を磨いていきたいと思います。
私たちはそれぞれの現場で日々の仕事に向き合っていますが、自分の担当業務だけを見ていても、新しい発想は生まれにくいものです。世の中の変化を広く捉え、仕組みや背景を理解し、自分なりの見立てを持つ力が求められています。
この研究会は、そんな「多角的な視点」を養うための場です。成功事例だけでなく、うまくいかなかった事例からも学び、肩肘張らずに意見を交わせる時間にしたいと思っています。
初回は、「失敗事例から学ぶ」をテーマに行います。
後から見れば「なぜあんな判断を」と思うことでも、その渦中にいると見えなくなる。
だからこそ、外から冷静に分析することに意味があります。
お客様のビジネスや社会の流れを理解し、そこから新しい可能性を見出す。
それは自分の領域を越えて視野を広げることにもつながります。
これからの時代に大切なこと
AIや自動化が進み、情報格差が急速に縮まる一方で、倫理観や人としての正しさがこれまで以上に問われていると感じます。
オンラインで多くのことができるようになった今、リアルで会うことの価値が逆に高まっています。それと同じように、技術が発達し、さまざまな手法が可能になればなるほど、正しいことをやっている会社の価値が際立ってくるのです。
倫理観を持ち、長期的な視点で社会にプラスを生み出そうとしている企業。そうした企業は、正しさを求める人たちの中で確実に選ばれていきます。
では、何が正しいのかを判断するには、何が必要でしょうか。
それは、知ることです。
さまざまな事例を知り、構造を理解し、何が起きているのかを見抜く力。自分の業界だけでなく、広く世の中の動きにアンテナを張っておくこと。そして、その情報を基に、自分たちはどうあるべきかを考え続けること。
知らないことは、選択肢を狭めます。
落とし穴があることを知っていれば、避けることができる。どのパートナーを選ぶべきか、どのビジネスモデルが持続可能か、判断の材料を持つことができます。
このチームで、目指したい方向
ビジネスにおける正しさとは、単に法律を守るということではありません。
それは、長期的な視点で社会に価値を提供し続けること。お客様や仲間、社会との信頼関係を大切にすること。目先の利益に飛びつかず、持続可能な方法を選び取ること。
そして何より、世の中を少しでも良い方向に傾けるために、自分たちは何ができるかを考え続けることです。
ビジネス研究会を通じて、こうした視点を磨いていけたら嬉しいです。
さまざまな事例から学び、議論し、自分たちの判断軸を確かなものにしていく。それが、これからの時代を生き抜くために必要な力だと考えています。
2025年も残り2ヶ月。一緒に考え、学び、成長できる時間を楽しみにしています。
