GWはいかがお過ごしでしょうか。

次回の全体会では、課題図書セッションではなくMVVセッションに取り組む予定です。
メンバーも入れ替わり、前回から少し時間が経ったこともあり、MVVをバージョンアップしてみました。
かなり具体的なところまで言語化してみましたので、お休みの期間に、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。

MVV(ミッションビジョンバリュー)とは何か

一人ひとりは、それぞれ独自のプレイスタイルを持つプレイヤーです。
これまでの経験、得意な動き方、大事にしている価値観。それらが組み合わさって、その人なりの持ち味ができている。
これは個性であり、強みでもあります。

一方で、ゲームには共通のルールブックがあります。
会社のMVVは、このルールブックにあたります。私たちはどんな場をつくっていきたいのか、どんな振る舞いを大事にしたいのか。プレイヤー全員で共有している前提が、そこに書かれています。

私たちがやっているのは、誰かに勝つためのゲームではありません。
みんなで一緒に続けていく、長いゲームです。
だから、ルールブックは誰かを縛るためにあるのではなく、このゲームをみんなで気持ちよく続けるためにあります。

まずは同じ前提を理解すること

MVVは、皆さんのプレイスタイルを丸ごと作り変えてほしい、という意図のものではありません。
これまで培ってきた持ち味を捨ててほしいわけでもない。
お願いしたいのは、ルールブックをきちんと読み込んでおいてほしい、ということです。

ババ抜きとジジ抜きは、似ているようで別のゲームです。
手元のカードは同じトランプ。プレイヤーとして真剣に取り組んでいるのも同じ。
けれど、みんなで楽しむためのお作法が違います。自分が今どのゲームの場に座っているのかを知っておくこと。
それがルールブックを読む、ということです。

接点と、ずれと

読み込んでいくと、二つのことが見えてきます。

ひとつは、自分の価値観と素直に響き合う接点です。
「ここは自分も大事にしたいと思っていたことだ」と感じる部分。
書かれている言葉が、自分の中にもとからあった何かに名前をつけてくれる感覚です。

もうひとつは、自分のプレイスタイルとルールのあいだにあるずれです。
これまで当たり前にしてきた動き方と、ルールが示している方向に、少し角度の違いがある部分。

ずれそのものは悪いことではありません。むしろ、ずれが見えていることが大事です。
見えていれば、その場面で「あ、ここは自分の癖が出やすいところだ」と立ち止まれます。気づかずに動いていると、本人は普通にプレイしているつもりでも、結果として一緒にプレイしている誰かの体験を、少しだけ削ってしまうことがある。

一手ずつ直すのは、追いつかない

ルールとずれた一手が出たときに、その都度こちらから「それは違うよ」と指摘して直していく、というやり方もあります。けれど、これは正直、追いつきません。

似たずれは別の場面でも繰り返し顔を出しますし、表に出てきた一手だけを直しても、根っこにある前提が揃っていなければ、また別の形で出てくる。

だから、まずルールブックを読み込んでおいてほしいのです。
接点もずれも自分で把握できていれば、その場面に出会ったときに、指摘される前に自分で立ち止まれる。
指摘されて直すよりも、自分で気づいて選び直すほうが、ずっと早いし、ずっと身になります。
そして、その積み重ねがチーム全体の手触りを少しずつ豊かにしていきます。

おわりに

仕事に向き合う中で、なんとなく座りが悪かったけれど、忙しさに紛れて見送った瞬間はなかったでしょうか。
あの一言、あのメール、あの判断。
小さな違和感に気付けたら、学びのチャンスです。ぜひ振り返ってみてくださいね。