働くことを、あらためて見直す季節
今年も暑さの名残が抜けきらないうちに、気づけば11月。
肌寒さを感じる朝が増えてきました。
そんな頃合いに、勤労感謝の日を迎えます。
この日は、勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日。
会社員や公務員だけでなく、家事や育児を担う人、ボランティアに携わる人など、社会を支えるすべての働く人たちに思いを寄せながら、働くとはどういうことなのかを、あらためて見直してみる季節なのだと思います。
仕事の時間を、どう過ごすか
働くとは、誰かの役に立つ生産的な活動が、途切れずに連なっていくこと。
形はさまざまでも、その連なりが社会を支えていて、私たちの仕事もその一部です。
会社は、一人でやるより遠くへ行ける方法だと思っています。
仕事は、人生の一つの要素かもしれません。
でも、費やす時間で見ると、1日の3分の1。
仕事のことを考えている時間まで含めれば、人生のなかで占める割合は、もっと大きいはずです。
その時間が自分らしく充実したものになれば、人生そのものが良くなっていく。
トライは、そんな会社でありたいと思っています。
仕事という連なりのなかで技術や考え方を磨き、自分を高めていく。
給与や肩書きといった物質的なものだけでなく、人生がより良くなる時間となっていたら、嬉しく思います。
自分の人生の舵を、自分で取る
ただ、その時間をどう過ごすかを決めるのは、自分自身です。
人生の舵を自分で取ることが、豊かさや充実につながっていくのだと思います。
組織のなかでの主体性とは、会社の目的や目標を理解したうえで、自分の考えや意志を持つこと。
その意志に基づいて判断し、責任を持って、自分から物事に取り組む姿勢です。
関係者に状況や狙いを共有し、透明性を保つことは前提になります。
目先の利益や周りの空気に流されず、自分で考え、選び、やり抜く。
行動と結果に責任を持つ。
状況に応じて柔軟に動きながらも、自分の軸は失わない。
仕事でもプライベートでも、「自立した個人」であることの証のようなものかもしれません。
自分で考えて選んだことには納得感があり、納得があるから続けられ、続けられるから積み上がる。
その積み重ねが、充実と呼べるものになっていくように思います。
力の向け方を、整える
今期は、MVVに繰り返し触れる機会に加えて、自分はどんな生き方を望んでいるのかを深掘りし、人生の未来を描く時間にも取り組んでいきたいと思っています。
具体的な形は、これから整えていきます。
誰かに決められた方向へ上がっていく、ということではありません。
何を大切にしたいのか、どう生きたいのか。
内面に向き合い、純度を上げていくような時間です。
みんなにこうなってほしい、という期待はあります。
ただそれは、会社のためというより、お客様の要望に応えるため、そして一人ひとりのパフォーマンスを最大限に発揮してもらうためです。
MVVは、その土台として、人として、ビジネスパーソンとして大切にしたいことを言葉にしたもの。
もし違和感を覚えたら、スルーせずに、何が引っかかっているのかを言葉にしてみてもらえたら。
それは、自分を深く理解するための手がかりになると思います。
外に向けた挑戦も、並行して進めていきたいと思っています。
これまでと違うお客さまや、新しい分野の仕事を、もっとつくっていきたい。
大阪の拠点では、最初は外部の力も借りながら、少しずつ自分たちで担える範囲を広げて、人も仕事も厚みを持たせていきます。
建設や建築の現場で、長年の経験を積んだ人にしかできなかった図面や見積もりの仕事を、AIの力を借りて、経験の浅い人でも扱えるようにする仕組みづくりにも取り組んでいます。
長い時間をかけて積み上げられてきた知恵を、より多くの人が手にできる形にしていく。
内側にある力の向け方を整えることと、外に向けて新しい仕事をつくっていくこと。
どちらも、地続きのことのように感じています。
私たちの毎日も、数えきれないほどの人の働きに支えられています。
お互いに、ありがとうを伝えあう11月になれば嬉しいです。


